診断

建物を長期に渡って維持・管理するにあたって遭遇する様々な問題の中で、最も難渋して いるのは雨漏りであります。
雨漏りは単に建物の美観を損なうだけでなく、居住性や耐久性を損なう大変困った現象であります。
一般的に雨漏りには濡れていても短時間で乾く”しみ”程度のものから、 室内などに連続して浸入するものまで、色々なレベルのものが存在し、また 近年のめまぐるしい技術の発展と共に建物の 構造も複雑化してきており、それ故これまでの 調査方法では雨水の浸入口を特定するには困難を極めている状況であります。
そこで、それらを一般的な方法の打診・触診法や散水・水張り法等の原始的な調査方法ではなく、
当社が独自に開発した画期的かつ機械的な特殊技術により解決いたします。
ここにその調査方法であるエダ式漏水診断システム「特許工法」をご紹介いたします。
はじめにエダ式漏水診断システム使用機器気体特性適用条件
エダ式漏水診断システムとは、先ずガス送入装置より建物内の雨漏り発生箇所からその 先の水みち(隙間)に対して、
雨水の浸透圧とされる1.0〜1.5kgf/cm2の圧力で炭酸ガ ス(CO2)を送り出した後に、屋上や外壁面等でそれの放出先を
高感度ガス検知機でキャッチし、 原因箇所(雨水の浸入口)を特定する工法であります。
この様に、原因箇所をより確実に特定でき、且つそれらが複数であったとしても、炭酸ガスは
気体特性によりあらゆる水みちに拡散していきますので、どんな小さな隙間も見逃すことは ありません。
はじめにエダ式漏水診断システム使用機器気体特性適用条件

炭酸ガスの検知機には記録計が内蔵されており、リアルタイムで記録・保存が可能となります
(測定値範囲:0〜2,000ppm)。

また、それ以外に指針メーターが500ppm を超えると自動的にランプが点滅しブザーが鳴り、誰にでも瞬時にその結果が分かるように 工夫してあります。
※尚、過去のデータより分析した結果、その測定値が500ppmを超えるかが一つの目安となり、 それを超えMax2,000ppm
になると、当該検出箇所が漏水の発生原因及び雨水の浸入口として疑わしき箇所と判断できます。

はじめにエダ式漏水診断システム使用機器気体特性適用条件

水漏水源に使用する炭酸ガスの主な特性を以下に示します。
・他の気体と比較して比重が重い(空気の1.5倍)
・隙間中での浸透速度が水の10倍、封水状態でも伝播可能
・無色無臭・不燃・不活性ガス
本装置で診断源に用いているCO2(炭酸ガス)は、空気中の主要成分の1つであり、 またこの使用にあたっては
労務安全衛生上、長期安全が許容されている程度の微量の もので、人体に影響を与える恐れはありません。

はじめにエダ式漏水診断システム使用機器気体特性適用条件
本工法は、屋上・バルコニー・外壁面・窓(開口部)・地下室・風呂場等のあらゆる場所にも対応可能です。
はじめにエダ式漏水診断システム使用機器気体特性適用条件


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